条件に合うデータの件数を数える方法(COUNTIF関数)

✓ 動作確認済み(LibreOffice 24.2で計算・2026年10月12日)

サンプルの表で、数式の計算結果が記事の内容と合うことを確かめています。Excel そのものでの確認ではないため、 バージョンや設定によって結果が異なる場合があります。

結論:COUNTIF(範囲, 条件)で数えられる

「状態が完了の件数」を数えるには、次の数式を使います。

=COUNTIF(F2:F11,"完了")

状態が「完了」の行だけを数えた結果(6件)。H2 セルの数式は =COUNTIF(F2:F11,"完了")、結果は 6

サンプルの表で計算して確認したところ、結果は 6 になりました。条件が2つ以上ある場合は、後半で紹介する COUNTIFS を使います。

サンプルの表

受注一覧(A1 から F11)を使います。数式は H 列に入れています。

受注番号 担当 地域 商品 金額 状態
A-001 佐藤 東京 ノート 1200 完了
A-002 鈴木 大阪 ペン 800 完了
A-003 佐藤 東京 ファイル 3500 保留
A-004 高橋 名古屋 ノート 2400 完了
A-005 鈴木 大阪 ファイル 5200 キャンセル
A-006 佐藤 東京 ペン 600 完了
A-007 高橋 名古屋 ペン 1500 保留
A-008 鈴木 東京 ノート 4800 完了
A-009 佐藤 大阪 ファイル 7000 完了
A-010 高橋 東京 ノート 900 キャンセル

COUNTIF の引数

COUNTIF(範囲, 条件) は、範囲の中で条件に合うセルの数を返します。

  • 範囲:数えたい対象のセル範囲。1つの連続した範囲を指定します。
  • 条件:数える基準。文字列、数値、比較の式、セル参照のどれかを書きます。

文字列や比較の式は、ダブルクォーテーション(")で囲みます。

条件の書き方

文字列が一致するものを数える

=COUNTIF(F2:F11,"完了")

状態が「完了」のセルは F2、F3、F5、F7、F9、F10 の6つなので、結果は 6 です。アルファベットの大文字・小文字は区別されません。

数値を比較して数える

=COUNTIF(E2:E11,">=3000")

金額が 3000 以上なのは 3500、5200、4800、7000 の4件で、結果は 4 です。比較演算子(>、>=、<、<=、<>)と数値をまとめて、1つの文字列として囲みます。

「〜以外」を数える

=COUNTIF(F2:F11,"<>完了")

「<>」は「等しくない」の意味です。完了以外は保留2件とキャンセル2件で、結果は 4 です。

セルの値を条件にする

=COUNTIF(C2:C11,C2)

条件にセル参照を指定すると、そのセルの値(ここでは C2 の「東京」)と一致するものを数えます。東京は5件なので、結果は 5 です。条件を変えたいときに、数式を書き換えずにセルの値だけ変えられます。

比較演算子とセル参照を組み合わせる

=COUNTIF(E2:E11,">="&E4)

">="&E4 は、「>=」とE4の値(3500)をつなげて「>=3500」という条件にします。3500 以上は4件なので、結果は 4 です。

文字の一部が一致するものを数える(ワイルドカード)

=COUNTIF(D2:D11,"ノ*")

「*」は任意の文字列を表します。「ノ」で始まる商品はノートの4件で、結果は 4 です。「?」は任意の1文字を表します。

複数の条件を両方満たすものを数える(COUNTIFS)

条件が複数あり、すべてを満たす行を数えるときは COUNTIFS を使います。範囲と条件をセットにして、順に並べます。

=COUNTIFS(C2:C11,"東京",F2:F11,"完了")

地域が東京で、かつ状態が完了の行を数えた結果(3件)。H7 セルの数式は =COUNTIFS(C2:C11,"東京",F2:F11,"完了")、結果は 3

地域が東京で状態が完了の行は、A-001、A-006、A-008 の3件で、結果は 3 です。

同じ列に2つの条件を付けて、範囲を指定することもできます。

=COUNTIFS(E2:E11,">=1000",E2:E11,"<=3000")

金額が 1000 以上 3000 以下なのは 1200、2400、1500 の3件で、結果は 3 です。

よくあるエラーと対処

結果が 0 になる

見た目が同じでも、データ側に余分なスペースが入っていたり、全角と半角が違っていたりすると一致しません。たとえば「完了 」(末尾にスペース)は、条件「完了」には一致しません。データを入力し直すか、条件をワイルドカード("完了*")にして確認してください。

数式の入力時にエラーになる

比較演算子を含む条件を、ダブルクォーテーションで囲み忘れていないか確認します。>=3000 ではなく ">=3000" と書きます。

条件の範囲がずれて、数えるべき行が漏れる

範囲を F2:F11 のように固定すると、行を追加したときに範囲外になることがあります。データを追加する予定があるときは、範囲を余裕をもって指定してください。

COUNTIFS で結果が合わない

COUNTIFS に指定する範囲は、すべて同じ行数・列数にそろえる必要があります。範囲の大きさが違うと、エラーになります。

まとめ

  • 1つの条件なら COUNTIF(範囲, 条件)
  • 複数の条件をすべて満たすなら COUNTIFS(範囲1, 条件1, 範囲2, 条件2, …)
  • 文字列と比較の式はダブルクォーテーションで囲み、セルの値と組み合わせるときは & でつなぐ

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サンプルの表と数式を入れた Excel ファイルです。開いて数式を確かめたり、ご自身のデータに置き換えたりできます。

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