複数条件に合う件数を数える方法(COUNTIFS関数)

✓ 動作確認済み(LibreOffice 24.2で計算・2026年10月13日)

サンプルの表で、数式の計算結果が記事の内容と合うことを確かめています。Excel そのものでの確認ではないため、 バージョンや設定によって結果が異なる場合があります。

結論

「エリアが東で、状況が完了」のように、複数の条件をすべて満たす行の件数は COUNTIFS 関数で数えられます。

=COUNTIFS(B2:B11,"東",E2:E11,"完了")

サンプルの表では結果は 4 になります。

エリアが東で、状況が完了の行は4件です。G2 セルの数式は =COUNTIFS(B2:B11,"東",E2:E11,"完了")、結果は 4

サンプルの表

A1 から始まる、受注の一覧です。数式は G2 から G7 に入れます。

受注日 エリア 商品区分 金額 状況
2026-10-01 東 文具 12000 完了
2026-10-02 西 家電 48000 未完了
2026-10-05 東 家電 35000 完了
2026-10-07 南 文具 8000 完了
2026-10-08 東 文具 21000 未完了
2026-10-12 西 文具 15000 完了
2026-10-15 東 家電 62000 完了
2026-10-20 南 家電 27000 完了
2026-10-22 西 家電 54000 完了
2026-10-28 東 文具 9000 完了

手順

  1. 結果を出したいセル(ここでは G2)を選びます。
  2. 次の形で数式を入力します。
COUNTIFS(条件範囲1, 条件1, 条件範囲2, 条件2, ...)

条件範囲と条件を組にして、必要な数だけ並べます。すべての条件を同時に満たす行だけが数えられます(AND条件)。

東の完了を数える式では、B2:B11 が「エリア」の範囲、"東" がその条件、E2:E11 が「状況」の範囲、"完了" がその条件です。東で完了の行は 2・4・8・11 行目の4件で、東でも未完了の 6 行目は数えられません。

条件の書き方

数値の比較

「以上」「より大きい」などは、比較記号を含めた文字列で書きます。金額が20000以上で、状況が完了の件数は次の式です。

=COUNTIFS(D2:D11,">=20000",E2:E11,"完了")

結果は 4 です。35000・62000・27000・54000 の4件が対象で、金額が大きくても未完了の 48000 と 21000 は含まれません。

金額が20000以上で、状況が完了の行は4件です。G3 セルの数式は =COUNTIFS(D2:D11,">=20000",E2:E11,"完了")、結果は 4

日付の範囲

期間を指定するときは、同じ範囲を2回使い、開始日以降と終了日以前の2条件にします。セルや DATE 関数の値をつなぐときは、比較記号を引用符で囲み、& でつなぎます。

=COUNTIFS(A2:A11,">="&DATE(2026,10,10),A2:A11,"<="&DATE(2026,10,20))

結果は 3 です。10/12・10/15・10/20 の3件が対象で、10/20 のような終了日当日も含まれます。

「〜以外」を除く

「等しくない」は "<>" を使います。エリアが東で、商品区分が家電ではない件数は次の式です。

=COUNTIFS(B2:B11,"東",C2:C11,"<>家電")

結果は 3 です。東の文具(1・8・10 行目に当たる 2・6・11 行目)が対象になります。

「または」で数えたいとき(OR条件)

COUNTIFS の複数条件は、すべて満たす場合だけを数えます。「東または西」のように、どちらかに合えばよい場合は、条件ごとに COUNTIFS を作って足します。

=COUNTIFS(B2:B11,"東",E2:E11,"完了")+COUNTIFS(B2:B11,"西",E2:E11,"完了")

結果は 6 です。東の完了が4件、西の完了が2件(12 日と 22 日の受注)で、合計6件になります。同じ行が両方の条件に合うことはないので、二重に数える心配はありません。

東と西の完了を別々に数えて足すと6件です。G6 セルの数式は =COUNTIFS(B2:B11,"東",E2:E11,"完了")+COUNTIFS(B2:B11,"西",E2:E11,"完了")、結果は 6

よくあるミスと対処

条件範囲の行数がそろっていない

COUNTIFS では、すべての条件範囲を同じ行数・列数にします。たとえば B2:B11 と E2:E10 のように大きさが違うと、#VALUE! エラーになるのが一般的です。範囲の開始行と終了行をそろえて確認してください。

文字の条件は完全一致になる

条件に "完了" と書くと、セルの内容が「完了」と完全に一致する行だけが数えられます。「未完了」は数えられません。一部分でも合えばよいときは、ワイルドカードの * を使います。

=COUNTIFS(E2:E11,"*完了")

結果は 10 です。「*完了」は「完了で終わる文字」を意味するため、「未完了」も含まれてしまいます。単に「完了」だけを数えたいときは、ワイルドカードを付けずに "完了" と書きます。

比較記号付きの条件に引用符がない

">=20000" のように、比較記号と数値は引用符で1つの文字列にします。セルの値と組み合わせるときは ">="&F1 のように書きます。

数字が文字として入力されている

金額や日付が文字列として入力されていると、数値としての比較に合わない場合があります。件数が思ったより少ないときは、セルの値が数値や日付として入っているかを確認してください。

この記事の数式は、サンプルの表で計算して結果を確認しています。

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サンプルの表と数式を入れた Excel ファイルです。開いて数式を確かめたり、ご自身のデータに置き換えたりできます。

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